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オーストラリア ゴールドコーストの日本人公認会計士事務所
2022/23年度豪州連邦政府予算案

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今回の予算案は、雇用、生活費、持ち家、そして健康に焦点を当てた、間近に控えた選挙を考慮しての内容となっているように思います。

主な施策は以下の通りです(詳細は本分にリンクがあるPDFからどうぞ)。

  • 6か月間の燃料への物品税50%の削減(予算案発表日夜中より実施)
  • 2022年7月1日より、低中所得者向けに生活費を補助する目的の420ドル税控除
  • 一部の社会保障受給者への250ドル支給(一度のみ)
  • 住宅保証制度延長 など

 

また、デジタル化を推進する予算案でもあります。革新支援のみでなく、コンプライアンスを合理化し、透明性を高め、異常事態があればそれを察知するためです。シングルタッチペイロールは、その第一歩として既に開始されています。次には、予定納税(PAYG)分割払いシステム、トラストの税申告コンプライアンス、契約社員への支払いシステムのデジタル化が開始されます。 コンプライアンスにとどまらず、政府が新しいテクノロジーに投資する姿勢を伺い知ることもできます。 従業員教育やデジタル技術導入に100ドル支出する毎に120ドルを経費として認められることとなります。

具体的には、下記のような施策が盛り込まれています。

  • 中小企業がデジタル化に費やした実際の金額の1.2倍を経費として認める。
  • 予定されていたPAYGの納税額のGDPアップリフト係数を、10%から2%に引き下げすることで、企業のキャッシュフローを支援する。
  • PAYGの納税額を、過去の実績ではなく、現在の実績に基づく算出方法にするオプション設置。
  • 小規模滋養主については、従業員の訓練やトレーニングに費やした実際の金額の1.2倍を経費として認める。
  • 特許に関する優遇措置。 など

 

予算案の詳細については、↓のリンクからご確認ください目次もありますので、ご自身の状況に当てはまる部分のみを拾い読みすることもできるかと思います。 また、オーストラリア経済の概要も記載しております。

[pdf-embedder url=”https://ybabs.com.au/wp/wp-content/uploads/2022/03/2022-23年度概要.pdf”]

 

また、私どもでお手伝いできることがあれば、ご連絡ください。

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上記の内容について、ご質問やコメントがありましたら、以下までどうぞ!

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ブリース洋子公認会計事務所は、掲載記事の正確さに万全を期しておりますが、掲載後にデータや情報に変更の可能性があることをご了承くださいませ。また、内容に関しましては、必ずしも見解を反映したものではないことをお断りします。掲載内容の無断転載を禁じます。

 

2021年 豪州政府予算案発表概要

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昨年10月に予算案が発表されてから、まだ半年ほどしか経っていませんが、2021年度予算案が2021年5月11日に発表されました。 予想よりも少なく済んだ赤字、次の選挙に向けての準備、そして長期的な投資など、様々な要素を基に考えられた内容と言えるでしょう。

高齢者介護に177億ドルを投じる、定額所得者に優しい税金控除継続、COVIDワクチンの導入(拡大)、メンタルヘルスに20億ドル投資、育児補助金の増額や暴力阻止対策への資金調達などと言った女性のための経済パッケージを用意するなど、今回の予算案は、人道的な内容であると言われています(選挙に向けてのアピールだと批判する人もいるようですが・・・)。

税金面を見てみると、大きな改革というよりは、前回発表され施行された特別措置や控除の延長が見られます。

ブリース洋子公認会計士事務所より、主要なポイントを以下にまとめます。

  • 低中所得者への税金控除延長
  • 医療税非課税額上昇
  • 教育費控除額の基礎非控除額の廃止
  • 一人親家庭には住宅購入額の2%頭金
  • 初回住宅購入者には5%頭金(ファーストホームスキーム)
  • ファーストホーム・スーパー・セイバー・スキーム(FHSSS)
  • 67歳から74歳の方就労条件なしでスーパーへの積立が可能に
  • 持ち家の売却金をスーパーに積立て(Downsizer Contribution)60歳から可能に
  • 月額$450未満の給与に対してもスーパー積み立ての義務化
  • 資産一括償却延長
  • 会社の欠損金を過去の利益と相殺するLoss-Carry Back延長
  • 居住者テストの簡素化
  • Employee Share Scheme (ESS)Employee Share Scheme (ESS)の簡素化
  • 「パテントボックス」の導入:医療やバイオテクノロジー関連の特許から得られる収入に対する税の優遇措置
  • デジタル経済のための税制上および投資上の優遇措置
  • 無形資産減価償却の簡素化
  • 学生ビザ労働時間延長
  • 外国企業への早期関与サービス

詳細は、以下をクリックしてご確認ください。

[pdf-embedder url=”https://ybabs.com.au/wp/wp-content/uploads/2021/05/2021年度オーストラリア連邦政府予算案.pdf”]

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2019/2020年 連邦政府予算案

2019/2020年 連邦政府予算案 概要

連邦政府財務大臣のJosh Frydenbergは、2019年4月2日午後7時30分に、2019/20年の連邦政府予算案を発表しました。

 

2019/20は、$7.1Billion(71億豪ドル)の黒字、しかも12年ぶりの黒字予算が見込まれる中での発表ということで、増税無くしての各方面への投資が実現できることを、Frydenberg氏は、幾度となく強調しました。

 

以下に、主な予算案内容を解説します。

 

個人納税者所得税関連

減税案

低所得者と中所得者の税率が低くなります。2022年7月1日からは、現在の所得範囲が$18,201~$37,000までの納税者に適用される19%が、$45,000の所得まで適用されるようになります($45,001~$120,000までは32.5%)。また、2024年7月からは、$45,000から$200,000までの所得に対しての税率が32.5%から30%に減税されます。(現在は、$90,000から$180,000の所得に対しては37%の税率が適用されています。)

 

低所得、中所得者への控除

2019年度より、低所得者と中所得者については、最高$530の税控除が適用されています(LMITOと呼びます)。 しかし、今回の予算発表により、控除額を最高$1,080まで引き上げると発表しています。この他に、低所得者のみへの控除額$445(LITOと呼びます)は、これまで通り適用されます。(所得によっては、LMITOとLITOの両方が適用されますが、上限は$645です)

 

しかし、LMITOが適用されるのは、2022年度まで。LMIT、2022年7月1日より、LMITOとLITOはひとつになり、最高で$700の控除となります(前年度の予算案では$645でした)。

 

事業主所得税関連

小規模事業主のための固定資産一括償却が中規模事業主にも適用

これまで、小規模事業主の固定資産一括償却の限度額は、$25,000でしたが、これが$30,000まで引き上げとなり、中規模事業主も対象となります。

*小規模事業主とは、年間のグループ売上が100万ドル($10 Million)未満の事業主のことを指します。

詳細は、以下の通りです。

1)いずれも対象は小規模事業主で、使用を始めた、または使用が可能になった時期により、一括償却できる上限額が異なるので注意

  • 2018年7月1日から2019年1月28日まで → $20,000未満
  • 2019年1月29日から2019年4月2日午後7時半まで → $25,000未満
  • 2019年4月2日午後7時半以降、2020年6月30日まで → $30,000未満

 

2)尚、2019年4月2日午後7時半から2020年6月30日までの期間については、グループの年間売上が100万ドル($10 Million)以上500万ドル($50 Million)の中規模事業主にも$30,000一括償却は適用されるようになります。

 

Division 7A 変更を延期

会社が、給与や配当としてではなく、株主やその家族にお金を貸して、一定の期間に返済をしない場合、これを、Division 7Aの問題と言います。この法律への訂正が発表され、2019年7月1日から施行される予定でしたが、今回の予算案により、2020年7月1日まで延期されました。訂正内容は、返済期間の一本化(現在は7年間と25年間がありますが、一律で10年になる)などです。

 

Australian Business Number(ABN)を持つ場合の条件が強化

ABNを持つ納税者については、以下が義務付けられます。

  • 2021年7月1日より、税申告が必須(非課税額に達しなくても)
  • 2022年7月1日より、ABN登録内容に間違いがないか、毎年確認

 

Single Touch Payrollの役割が広まります

シングルタッチペイロール(STP)と呼ばれるオンラインでの給料報告のシステムが、2019年7月から全ての雇用主に義務付けられます。STPを通して、従業員への給与やスーパーの義務がオンタイムで報告されます。STPを他の政府当局でも活用していくようです。

 

スーパーアニュエーション

スーパー積み立ての年齢制限が引き上げ

2020年7月1日から、スーパーアニュエーションを積み立てる年齢制限が、65歳から66歳まで引き上げられます。現在、65歳から74歳である場合、30日の期間で、最低40時間は就労していないと、スーパーアニュエーションに積み立てができません。しかし、この年齢制限が、66歳から74歳となります。 ということは、65歳も66歳もスーパー積み立てに制限はなくなります。3年分をまとめて前もって積み立てる方法も、66歳までならばできるようになります。

 

配偶者のためのスーパー積み立て

現在は、70歳以上の配偶者のためにスーパーを積み立てることはできませんが、2020年1月から、74歳までの配偶者については、スーパーを積み立てることができるようになります。

 

その他 予算は、このように使われる

農林水産業者と観光業者への還付

2019年7月1日より、農林水産業者および観光業者が高級車を購入した際に支払うLuxury Car Tax(高級車への課税)を、最大で$10,000まで還付します。現状では、農林水産業者および観光業者が、対象となる四輪駆動車や前輪駆動車を購入し、そこに課せられるLuxury Car Taxについては、最大で$3,000の還付がされます。対象となる農林水産業者および観光業者、車両の種類については、以下のATOサイトを参照。

https://www.ato.gov.au/business/luxury-car-tax/adjustments,-credits-and-refunds/credits-and-refunds/?anchor=Refunds#Refunds

 

北部クィーンズランド州洪水被害への復旧救助

北部クィーンズランド州で洪水により、多くの農林水産業者、小規模事業および非営利団体が多大な被害を被りました。政府は、これらの納税者が、対象となる補助金を受け取った場合、これらの補助金を免税扱いとします。対象となる補助金は、以下となります。

  • Disaster Recovery Funding Arrangement 2018 Category C またはCategory D
  • On-Farm Restocking and Replanting Grants Program による補助金
  • On-Farm Infrastructure Grants Programによる補助金

 

クィーンズランド州雷雨被害者への免税

2018年10月に、Fassifern Valleyで発生した雷雨による被害を受けた農林水産業者への補助金を、免税として扱いとします。

 

牧場主への救助

厳しい環境におられる牧場主は、その家畜を売ることを余儀なくされることもあります。この売却から得られた収入は、所得として、牧場主への補助金であるFarm Household Allowanceを得るための所得テストの対象となってきました。しかし、今回の予算案によると、2018/2019年度から2年にかけて、家畜を売却することを余儀なくされた場合、そこから得られる所得は、この補助金への所得テストの対象から免除されることになります。

 

偽契約防止への投資

本来ならば従業員として雇用するべきのところを、給与への源泉徴収やスーパーの義務を逃れ、最低賃金をごまかす目的で、従業員にABNを取得させている雇用主を見つけ出すための組織が、フェアワーク内に設立されます。

 

脱税を阻止するATOの専門部署を更に強化

国際的、大規模な株式公開、非公開会社、トラスト、富裕層をターゲットとした、脱税対策専門委員会が、更に強化され、約$1Billion (10憶豪ドル)が注入されます。

 

未払いの税金やスーパー徴集への活動強化

政府は、未払いの税金やスーパーを徴集するために、$42.1Million(4,210万豪ドル)を注入し、徴集活動を強化します。